【知って得する?】身近なコピー用紙の意外な豆知識5選!
こんにちは!ロングテイルド店長のオカピです。
オフィスや家庭で、もはや空気のような存在の「コピー用紙」。プリンターで資料を印刷したり、ちょっとしたメモに使ったりと、毎日何気なく手に取っていますよね。
でも、その真っ白な紙にも、意外と知らない「豆知識」が隠されているんです!
今回は、知っているとちょっと面白い、コピー用紙に関するトリビアを5つご紹介します。明日、同僚や友人に話したくなるかもしれませんよ?
豆知識1:A4、B5… サイズの「A」と「B」って何が違うの?
日本で最もよく使われるコピー用紙のサイズはA4とB5ですよね。この「A」と「B」は国際規格(ISO)や日本の規格(JIS)で定められた「紙の寸法」のシリーズ名です。
A列 (A0~A10)
ドイツで生まれた国際規格(ISO 216)が元になっています。面白いのは、A0サイズ(841mm x 1189mm)の面積が約1平方メートルになるように設計されていること!そして、A1はA0を半分に、A2はA1を半分に・・・と、番号が1つ増えるごとに面積が半分になります。しかも、どのサイズでも縦横の比率(アスペクト比)が常に「1:ルート2」になるように決められているんです。だから、半分にしても形が似ているんですね。
B列 (B0~B10)
こちらは日本の美濃紙など、江戸時代の公用紙のサイズがルーツとなった日本独自の規格(JIS P 0138)です。B0サイズ(1030mm x 1456mm)の面積が約1.5平方メートルになるように決められています。A列と同様に、番号が1つ増えるごとに面積は半分になり、縦横比も「1:ルート2」です。B列は、A列の面積の約1.5倍のサイズになっています。
普段使うA4やB5も、こんなルールで決められていたんですね!
豆知識2:「坪量(つぼりょう)」って何? 紙の厚さじゃないの?
コピー用紙のパッケージを見ると、「64g/m²」や「68g/m²」といった表記を見かけませんか? これが「坪量」です。
坪量とは、「紙1平方メートルあたりの重さ(グラム)」を表す単位です。
「坪」という字から面積の単位と思いがちですが、重さの基準なんです。
一般的に、坪量が大きいほど紙は厚く、コシ(ハリ)が強くなる傾向があります。
64g/m²: 一般的なコピー用紙。普通紙として広く使われる。
68g/m²: やや厚手。裏写りしにくく、両面印刷にも向いている。
90g/m²以上: 厚手。カラー印刷や、プレゼン資料、パンフレットなど、しっかりした仕上がりにしたい場合に。
「厚さ」そのものではなく「重さ」で基準が決まっている、というのがポイントです。
豆知識3:「白色度」が高いほど良い紙?
コピー用紙の白さにも違いがありますよね。この白さの度合いを示すのが「白色度(はくしょくど)」で、「%」で表されます。
白色度が高いほど、紙は青みがかった白に見え、印刷したときのコントラストが高くなり、文字や色がシャープに見える効果があります。
一般的なコピー用紙: 80%~90%程度
高白色の用紙: 90%以上
ただし、白色度が高すぎると、文字を読む際に目が疲れやすいと感じる人もいます。用途(カラー印刷重視か、文字中心か)や好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
豆知識4:紙にも「目」がある!?
実は、コピー用紙には「紙の目(かみのめ)」または「繊維の向き」と呼ばれるものがあります。
紙は、原料となるパルプ(植物繊維)を水に溶かし、それを薄く伸ばして作られます。このとき、機械で流す方向に繊維が揃いやすいため、紙には繊維が流れやすい方向(=紙の目)ができるのです。
縦目(T目): 長辺に平行に目が通っている紙。一般的なコピー用紙(A4など)はこちらが多い。
横目(Y目): 短辺に平行に目が通っている紙。
この「紙の目」は、印刷や製本に影響します。
折りやすさ: 紙の目に沿って折る方が、きれいに折りやすい。
カール: プリンターで印刷する際、紙の目と印刷機の送り方向が合っていないと、カール(丸まり)しやすくなることがある。
強度: 紙の目に逆らって破る方が、破りにくい。
パッケージに「T目」「Y目」と記載されていることもあります。もし記載がなくても、紙を軽く曲げてみて、曲げやすい方向が「紙の目」に沿っている方向です。
豆知識5:保管方法で寿命が変わる?
コピー用紙は、湿気と乾燥が大敵です。
湿気を吸うと: 紙が波打ったり、カールしたりして、プリンターで紙詰まりを起こしやすくなります。インクのにじみの原因にも。
乾燥しすぎると: 静電気が発生しやすくなり、重送(複数枚まとめて給紙されること)の原因になります。
コピー用紙は、開封後も袋に入れたまま、水平な状態で保管するのがベストです。直射日光や、エアコンの風が直接当たる場所も避けましょう。適切な保管で、いざ使いたいときにトラブルなく使えるようにしておきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
毎日使うコピー用紙にも、サイズ規格の由来、重さの基準、白さの違い、繊維の向き、そして適切な保管方法まで、様々な豆知識がありましたね。
次にコピー用紙を手に取るときは、ぜひこれらの点を少しだけ意識してみてください。普段何気なく使っているモノの背景を知ると、ちょっとだけ世界が面白く見えるかもしれませんよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
当店、ロングテイルドではプリンターに最適なメーカー純正のコピー用紙を取扱っております。
コピー用紙をお買い求めの際には是非一度ご検討宜しくお願い致します。